日付 | 8月13日(火)~8月17日(土) |
登った山 | 北岳、間ノ岳、塩見岳 |
天候 | 全日晴れ時々曇り、3日目と4日目は夕方より一時的に雷 |
参加人数 | 3名 |
ルート | 13日:甲府駅南口バスターミナルより広河原行きバスにて出発(11:00)→広河原着(12:55) 広河原(13:10)→白根御池小屋分岐(13:40)→白根御池小屋(16:00) テント泊
14日:白根御池小屋(6:30)→小太郎尾根分岐(8:30)→北岳肩ノ小屋(9:30)テント泊 15日:北岳肩ノ小屋(3:50)→北岳(4:30)→北岳山荘(7:00)→間ノ岳(9:30) →三峰岳(10:50) →熊ノ平小屋(12:45)テント泊 16日:熊ノ平小屋(3:50)→北荒川岳(7:00)→北俣岳分岐(9:20)→塩見岳東峰(10:10)→塩見岳西峰(10:40)→塩見小屋(12:10)→本谷山(14:50)→三伏峠小屋(16:00)テント泊 17日:三伏峠小屋(5:30)→鳥倉登山口(8:00) |
【8月13日】山行初日、我々3名は甲府駅に降りたった。そこで感じたのがとても暑い。 でも広河原まで行けば涼しくなるだろうと自分に言い聞かせながらバスに乗り込んだ。 そうこうしている間にバスは広河原に到着。早々と身支度をすませ本日のテン場である白根御池小屋を目指しひたすら登る。 途中沢筋を見ればあちらこちらに雪渓が見られ、少しではあるが涼を感じる事ができた。
【8月14日】 山行2日目、今日は北岳肩ノ小屋まで登る。 行動時間も短い事もあり5時に起床、少し外の状況が気になりテントから顔を出すと、 朝焼けに包まれた北岳が目の前に現れとても感動的だったのはつかの間、 取付き上部を見上げると何処まで続くのかと思うくらいの急斜面で人が点に見える。 見てはいけない物を見てしまった様な気がした。 取付きから黙々と登り高度を稼ぐもなかなか尾根まで辿りつけず、途中数回休憩を取り尾根筋まで登り詰め回りを見渡すと、 千丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、富士山、間ノ岳、北岳がとても綺麗に見え辛い登りを忘れさせてくれた。 そうこうしている間にテン場到着。 時間は9時30分であるが、取りあえずビールで乾杯し3000mでの昼寝を楽しんだ。
【8月15日】 山行3日目、今日は北岳、間ノ岳の頂きを踏み、熊ノ平小屋のテン場までの行程である。 北岳ではご来光を楽しむ目的があった為、日出時間を考慮し4時に出発。 肩ノ小屋から北岳山頂までは気の抜けない箇所が多数あると覚悟していたが、 日出前で周りがあまり見えないせいもあり難なく山頂まで辿りつけた。 しばらくすると鳳凰三山側から太陽が登り始め、北岳山頂は何とも言えない雰囲気に包まれた。その後、間ノ岳に向け出発。 途中お花畑で高山植物と戯れ、北岳山荘で休憩と水の補給をし間ノ岳を目指した。間ノ岳山頂では沢山の登山者が休憩をしていたが、 殆どの方が農鳥岳方面に進まれる様で、私たちが進む三峰岳方面は閑散としていた。 そして本日の核心部に突入。間ノ岳から熊ノ平小屋手前までは岩稜の連続で、危険な所も数箇所あったが、 事前に岩場の歩行訓練をしていた為難なく通過できた。そうこうしていると熊ノ平小屋に到着。テン場は綺麗に整地され、 沢から汲み上げている水もとても美味しくテント泊をするには申し分のない環境であった。
【8月16日】 山行4日目、今日は今回の縦走で一番の長丁場。熊ノ平小屋から塩見岳の頂きを踏み三伏峠小屋までの行程、時間にして12時間である。 4時に出発しひたすら樹林帯を進む。北荒川岳の頂上まで来ると塩見岳が目に飛び込んできた。塩見岳を眺めながら先に進むと、 辺り一面マルバタケブキが私たちを包み込み(よく写真に良く出てくる向日葵畑の様)心を和ませてくれた。 それもつかの間、急勾配のガレ場が始まり何とか登りきったと思えば、両側共切れ落ちたやせ尾根が出現、やっとの思いで塩見岳東峰に到着。 その後西峰に行きしばしの休息をとり岩場を下り塩見小屋を目指した。 塩見小屋に到着した時には既に行動時間が8時間を超え体はへとへとであったが、 三伏峠小屋までまだ4時間は歩かなければならなかったので、”がんばれ自分”と言い聞かせ、一心不乱に歩き何とか三伏峠小屋に到着。 今日も雨に濡れる事なく無事テン場に到着出来た事を感謝した。
【8月17日】 山行5日目、本日は登山口まで下山するだけであったが、1日2便しかないバスに乗り遅れる訳にもいかないので、計画より早めに出発。 バスとタクシーを乗り継ぎ温泉施設である清流苑で5日間の汗を流し私たちの山行(ハード山行)は終わりとなった。 温泉に入りながら南アルプスの山々を眺めていたら、山行中の楽しかった事、辛かった事、感動した事などを思い出し 今回本企画を計画してくれたCLのTsuさんとSLのKuさんに心の中でお礼をいった。 次は自分がハードな山行を立案してやろうと思いながら帰路についた。 もう既にコースは決まっているが!(N.F.)