2018年8月 双六岳、槍ヶ岳

8/10 夕刻に大阪発、夜中t1時頃(?)には登山者用駐車場に到着。が、登山口に最も近い駐車場は既に満車、徒歩約30分離れた駐車場に行く。U夫妻は持参したテントで、H氏とTは車内で仮眠。
8/11 出発時から曇天。残念感はあるがそこそこ仮眠できたし、さほど暑くないのが良い。まず駐車場から登山口へ移動。結構山を下らなくてはならず、寝ぼけ状態なりに慎重に歩く。登山口からしばらくはなだらかな林道歩きだが今日は標高差1250mを登るのだと思うと気持ちよく歩けるのは今のうちと思う。わさび平小屋近くから雨が降り始め、傘さして歩く。わさび平小屋名物の水冷果物が美味しそうだったが、スイカ1/8切\700には驚いた(高価!)。秩父沢を過ぎると傾斜が徐々にきつくなり、断続的に降る小雨で涼をとりながら一歩一歩進む。お腹空いた…と思った頃に鏡池に到着、天気がよければ逆さ槍・穂高が見えるのだが・・・それは次回のお楽しみとなった。鏡池山荘は多くの人で賑わっていたが名物のかき氷を食べている人は少ないようだった。しっかり昼休憩して本日の後半戦スタート。暫くして写真を全く撮っていないことに気付いたTは花のスマホ撮影を始め、皆から遅れた。と、前方で盛り上がっている3名を発見。雷鳥の親子がいたそうな。残念ながら写真無。高山植物と雷鳥に励まされて何とか双六小屋到着、本日の山行終了。布団は一人1枚あるし、食事は美味しいし(天麩羅)、いい小屋でした。
8/12 朝食後U氏とTは双六山頂往復、H氏とUさんは小屋で体力温存。双六山頂に着いてもガスで眺望無しだったので証拠写真を撮ってさっさと下山。山頂は広くなだらかで、もしガスが濃い状況なら下山方向を見失うだろうと思われた。7時に小屋を出発し、今回一番の見所(のはずだった)、西鎌尾根ルートを進む。道は歩き易く空気は爽やかで気持ちよく、これで晴れて眺望が良ければ最高なのだが…。ただ、見下ろす谷筋は深緑あり、花畑あり、迫力の岩場あり、なかなかの眺めだった。槍ヶ岳手前の急登を頑張って槍ヶ岳山荘に到着。休憩しながら山頂の様子を伺うが雲がかかり時折雨が降るし登山者は渋滞しているしでなかなか登る気になれず、結局早々とアルコールタイムに入ってしまった。高校野球(星稜vs済美)に見入っているU氏を残していったん屋外へ。時折山頂が姿を見せるのでもう少し粘ればよかったかなーと若干後悔。体が冷えてきたので休憩室に移動すると高校野球が見せ場を迎えていた。詳細は省くが劇的な試合展開と幕切れにすっかり興奮、自分的には今回の山行の感動No1であった(山はどうした…)。
8/13 夜間は強風、雨は?朝は少雨で下山ルート選択に迷う。ネットで滝谷のライブカメラ画像を確認するが8月の更新画像が出てこない。槍ヶ岳山荘の人に意見を伺い、結局、より安定している槍沢-上高地ルートにした。計画より約1時間遅れで出発、具体的な判断基準を決めておけばよかったと反省。時折雨に降られたが順調に下山、梓川沿いの林間道も気持ち良く…が、上高地に着く頃はさすがに疲れた。上高地から新穂高までのタクシーの運転手はお喋りも走行も快調だった。ご用達?の「ひらゆの森」で入浴、食事を済ませて大阪に向けて出発、既に17時であった。大変お疲れ状態の中、U氏,H氏が安全運転で自宅まで送り届けて下さった。大変助かりました。
小雨曇天のなか、遠景には恵まれなかったものの、涼しい中、高山植物や雷鳥、迫力の谷筋などを楽しみながら気持ちよく歩くことができた3日間だった。やはりアルプスはいいな~と実感した。皆さんのおかげで今回も安全に楽しく山行を終えることが出来ました。ありがとうございました。 <M.T>
・曇りと小雨で視界が今一でしたが、その分暑さが和らいで快適でした。安全優先で上高地に下りましたので、8時間歩いて翌日は両足とも筋肉痛でずっと湿布を貼っていました(笑)<S.H>。
・だんだん大きくなる槍の御姿を臨みつつ、西鎌尾根を一歩一歩進む・・・というのを期待していたのですが、残念ながらお天気に恵まれず、3日間霧に視界を阻まれました。それでも、山の清涼な空気と、山麓の森の緑に癒され、非常に楽しい山行となりました。次回は鏡平でダブル槍の御姿を眺められることを願って、ぜひまたリベンジしたいです。Hさん、Tさん、企画から手配まで色々ありがとうございました!<N.U>