日付 | 8月5日(金夜)~7日(日) |
登った山 | 木曽駒ヶ岳 |
天候 | 曇りのち晴れ(夜間は雨) |
参加人数 | 7名 |
ルート | 5日 : 大阪駅23:00 →(車)→ 菅野の平バス停3:00仮眠 6日 : バス停5:00 → しらび平 → 千畳敷駅 → 頂上山荘 → 駒ヶ岳 → テント泊 7日 : テント場 → 宝剣岳 → 千畳敷駅 → バス停→温泉→大阪駅 |
雨が断続的に降っていて雷も鳴っていたので外に出て星空を眺めることは できませんでしたが、
翌朝快晴の中、標高2956mの山頂で眺める眺望は最高でした。
西には山頂に雲がかかった御嶽がくっきりと見え、東には南アルプスの山並みが見えました。
朝5時過ぎのバスでロープウェイの発着駅しらび平に向かったため、長時間並ぶこともなく順調に6時頃には千畳敷駅に到着しました。ロープウェイでは9分で標高差約1000㎜を上るため高度に弱い体質の方と、今回初めての私に配慮していただき、千畳敷駅で4時間高度に体が適応するのを待ちました。遠くに富士山が見えました。
大阪から長野までの車中でも、千畳敷駅でも私はほとんど眠れなかったのですが、椅子の上でも人形のように熟睡されるメンバーの方を見て、いつか私もいつでもどこでもあんなふうに眠れるようになるんだろうか…と思っていました。
千畳敷付近を少し散策しましたが、シナノキンバイがたくさん咲いていてとてもきれいでした。シナノキンバイに混じってそれより小さなミヤマキンバイも咲いていました。鮮やかなオレンジ色のクルマユリや深い紫色のイワギキョウ(少し違う名前だったかも)も所々に咲いていて千畳敷カールを彩っていました。残念なことにチングルマはほとんど羽毛の車輪の様になってしまっていました。
キャンプ地の頂上山荘付近まで行く途中、たっぷりと時間を取ってゆっくりお花畑を楽しむことができました。小雨が降ったりやんだりのお天気でしたので途中昼食をとることができませんでしたが、午後1時ごろにはキャンプ地に到着していました。
そして、表題の感動です!
岐路に向かう前に宝剣岳登頂組と待機組に分かれたのですが、この宝剣岳の山頂で岩から生まれたかのような不思議な方に出会いました。登頂組は全員仙人だと思いました。如意棒のようなストックをなぜか持ったまま細長くて登りにくそうな山頂の岩の上に登ったかと思うと、ストックでバランスを取って絶妙なポーズでの写真撮影を頼まれました。その方は三重の山ねずみという方でした。写真撮影を終えるとあっという間に岩から岩を飛ぶように去って行かれました。山では思いがけない出会いがあるんですね…。
今回初めて山行をご一緒させていただいた方や参加者全員にきめ細かい心遣いをしてくださるリーダーをはじめ、ロッキーのメンバーの方全員に出会えたことに心から感謝しています。とても楽しい山行でした。(NT)