行先は鎌倉峡を予定していた。が、下見時に濡れてよく滑る岩で散々な目にあった担当者2名は「例会当日好天でも前日降雨があれば鎌倉峡は危険なので行先を六甲山に変更する」とした。
梅雨時の予報は気象庁も難しいらしく、土曜日の天気予報がなかなか定まらず、、結局金曜日夜の予報で行先は六甲山とした。
2日前まで行先が決まらないという変則的な例会案内で、みんな参加しにくいかな・・・と心配だったが、思っていたよりも参加者が増えたので嬉しかった。(一般参加の方が取りやめられたのは残念だったが…)。
六甲山は阪急芦屋川~一軒茶屋 ~有馬温泉のメジャーコース。阪急芦屋川駅は(いつものことながら)登山者でいっぱい、渋滞が予想されたが登り始めると意外と順調に進めた。梅雨明け前とはいえ既に夏の暑さ、バテないように普段より心持ち休憩を多くとった。
登山道は普段よりもぬかるんだところが多く、普段は少し水が流れているだけの所も結構しっかり水が流れていて前日までの雨の影響が残っていた。内心、(鎌倉峡にしなくてよかった・・・)と思う。
足元に注意を払いつつ快調に進んでいた時、突然Sさんがしゃがみこんだ。ちょうど頭の高さにあった先の尖った木にぶつかり、前頭部を負傷。流血に皆が驚く中、Yさんが落ち着いて手袋を嵌めて負傷部を洗浄、Sさん持参の救急セットからガーゼを出してしばらく座って止血するよう指示。Sさんの状態を見てこのまま山行続行しても問題ないと判断された。救急講習を受講しても実際に負傷者を目前にすると、特に出血を見ると慌ててしまう。落ち着いて対処できるようになるには、繰り返し訓練するしかないと実感した。
その後は順調に進み、七曲りを根性で登り切り一見茶屋へ到着。日陰スペースは既に多くの登山客で埋まっていたため各自適当な場所で休憩とした。Oさんの冷凍パイナップルの振る舞いが美味しく、疲れた体に染み渡った。
山頂に行きたい方はどうぞ、と呼びかけたが、皆「待たせたら悪いから」等々理由(≒言い訳)を述べて断った。まあ、暑かったですからねー。
今更感たっぷりの集合写真を撮り有馬へ下山開始、北側斜面なので若干涼しく、快適な下山であった。Yさんのにぎやかな話声は下山の最後まで快調であった。
今回は六甲山定番コースで目新しさはほぼ無かったが、会の仲間と歩くと楽しく、やはりいいコースだと思った。
下山後は「かんぽの宿有馬」でゆっくり汗を流し希望者は宝塚で反省会。お疲れ様でした。
(M.T.)