2月の例会山行は、当初の伊吹山計画が頓挫したため急きょ蛇谷ヶ峰に変更、そのコースも最初は畑から朽木へ抜ける計画であったが、折からの豪雪で腰までのラッセルで撤退が危ぶまれるため、人の多く入る朽木温泉からのピストンへと変更され当日を迎える。ベテラン会員3名と経験豊富な一般参加者1名、担当2名の6人パーティで催行する事に。1週前の豪雪はほどよく締まり、スノーシュー、ワカンでの歩行には最適なコンディションとなっていた。出だしの緩いコースは本来の尾根上の登山道へは入らないまま進んでいたため途中で急登のだだ登りに。難儀しながらもそこを抜け、沢に下りた後はひたすら急登の連続で大御所奈良Kさんはややバテ気味!?雪道のためコースタイムの1.3倍で計画した歩行時間をめいっぱい使ってゆっくり登った。カツラ谷との出合付近からは霧氷も付き始め、美しい冬景色の中気持ちのよいスノーハイクだったが、出だし晴れていた空は段々曇天に変わり、山頂到達時にはすっかりガスに包まれて真っ白な世界となった。山頂からの白蛇を楽しみにしていたが残念ながら今回はお預け。次回はいつになるかわからないが黒蛇でお目にかかる日が来るかもしれない。朽木スキー場からの合流地点に奈良Kさんを残してきたので早々に下山。下りの急斜面ではスノーシューを外したりアイゼンに履きえたりしたが、少しでも力をかけると膝まで入ってしまうほど柔らかく巨体の奈良Kさんはやはり難儀していた。シリセードで下りるもカーブで曲がり損ねて危うく滑落しそうになったりと苦難は続く。時間はあるのでゆっくり下りましょう、と皆で荷物を分け分けして16時過ぎに朽木温泉まで下山する事ができた。参加して下さった皆様、大変お疲れ様でした。丁寧な計画と当日のきめ細やかな段取りをしてくれたYさん、本当にありがとうございます。次は伊吹山リベンジで!(A.F.)